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ポジティブ心理学が教える「感謝を表す4つの方法」

 感謝祭の週が終わりました。感謝祭が終わると個人的に大好きな季節のクリスマスシーズンの到来です。

 

 さて私の周りではこの一週間、毎日感謝していることをSNSなどで表すということが行われていました。私が所属している教会の指導者の呼びかけに応えてのものでした。私自身も、いつもよりも感謝していることについて考え、Facebookにアップしていました。

 

 ポジティブ心理学では、「感謝すること」は幸福度を高めるための誰でもができる、かつ絶大な効果がある方法としてよく紹介されています。

 

 1週間私自身が感謝の気持ちをより多く持つようにし、また周りの友人達の感謝の言葉にたくさん触れることで、確かに安らぎや癒しを得ることができたことを実感しました。

 

 まだまだ続いているコロナ禍は、直接的に生活に影響があまりなかったとしても、知らず知らずのうちにストレス与えてしまっています。このような大変な状況にあって、感謝の持つ力を多くの方が体験されたというのは素晴らしい取り組みだったと思います。

 

 さて、多くの方が「感謝する」力を体感できたところで、ポジティブ心理学が教える「感謝を表す4つの方法」を紹介したいと思います。ポジティブ心理学の研究で有名なソニア・リュボミアスキーの書いた「幸せがずっと続く12の行動習慣」という本からの紹介になります。

 

1.感謝日記をつける

 

 これは今回、多くの友人が行ったように1日を振り返り、感謝しているものについて思いめぐらして、3つ~5つぐらい書いてみるという作業です。

 

 その際は心から「ほんとう」だと思っていることに目を向けるのが大切とのことです。SNSにアップする際は当然対外的なことも考えますが、個人の日記には「ほんとう」の気持ちを書くことができます。

 

 また頻度についてはこのように書いてあります。「平均的には、幸福度を高めるためには、週に一度「感謝日記」をつけるのが最も効果的だという結果が出ました」(P107)

 

2.さまざまな感謝の表し方

 

 自分で「感謝日記」をつけるのも効果的ですが、それ以外に感謝を伝えるパートナーを得る、誰かに紹介するのも効果的だと言われています。

 

 私の所属する教会コミュニテイーでは、コミュニテイー全体として今回この取り組みが行われました。自分も感謝を表すし、他人の感謝のコメントにも接するしで、相乗効果のある取り組み方でした。会社など、所属する何かしら組織で取り組めると素晴らしいのではないでしょうか。

 

3.たえず新鮮な方法をとる

 

 これは面白いアドバイスだと思います。「幸せになるための方法はやりすぎないようにして、ときどき変え、たえず新鮮なものにしておくことです。変化に富んでいることはとても大事だからです」(P108)

 

 ということでマンネリ化させない、飽きさせない、というのは心理学で大切な要素です。

 

 「感謝する対象を、支えとなってくれる人間関係だけでなく、仕事、過去の出来事、まわりの環境、人生そのものという具合にいろいろ変えてみるのです。この方法は、感謝を表すことの効果をより高める手助けとなるでしょう」(P108)

 

といことです。いろんな感謝の仕方、伝え方、対象、をもっておくとよさそうですね。

 

4.直接、感謝を伝える

 

 「相手に、電話や手紙で、あるいは面と向かって直接、感謝の気持ちを表せると、あらに効果的です」(P109)

 

 今回はSNSでお互い感謝をつづりましたが、可能な場合は直接伝えることもよいとのことです。また最近多くの人が書く機会がなさそうですが、感謝の手紙を書く、というアナログな方法もよいんだそうです。「感謝の手紙を書くだけで、相手に渡さなくても幸福度はかなり高まるということです」(P109)

 

 ということで、「感謝をする」にも様々なやり方があるようですね。大切なのは、心からの気持ちで行うこと、そして常に新鮮さがあるようにいろんな形で行ってみること。

 

 以上、「感謝を表す4つの方法」の紹介でした。私自身は、週に1回「感謝日記」をつけることでこのことを習慣化しています。皆さんも様々な方法で、「感謝をする」という素晴らしいことを続けれるようにしてみてはいかがでしょうか。

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