最近急にはまりだしたものがあります。それは通訳案内士の勉強です。
なぜ急にやりだしたかというと、そうですね、確かソロキャンプの時にアイデアが浮かんだから。
いろいろ将来やりたいことや、とりたい資格とかをぼーっとしながら考えをめぐらせて5個ぐらいでてきたんですが、その中の一つが通訳案内士でした。
通訳案内士は実は国家試験で、外国の方に旅行を通訳を含めトータルでサポートするための資格なんだそうです。通訳だけでなく日本の地理や歴史の理解も必要です。
ウェブで見ると、合格率は10%程度という高難度な資格だそうです。そのくせにあまり収入アップにはつながらない(たぶん年収100万円)という不思議な資格。
そんなことでとりあえず参考書買って勉強し始めたら、これが面白い。何が面白いかっていうと、観光案内というしっかり目的があって、そのために地理や歴史をセットで学ぶというアプローチがなんだかとても自分にあっています。
過去5年ぐらいは全国のいろんな場所に行く機会があったので、参考書に出てくる地理の半分ぐらいは実体験があります。参考書読みながら、ああここ前に行ったことがある!と過去の記憶が蘇ってきたりします。
そして参考書の内容が今まで自分が知らなかった知識を埋め合わせてもくれます。例えば今度福岡市に立ち寄る用事がありますが、参考書を読むと、柳橋連合市場や、筥崎宮(なぜか名前がなかなか覚えれない)など、知らなかったことも結構ありました。そしてちょうど今度福岡に立ち寄る機会があるので、じゃあ柳橋連合市場立ち寄ってみよう、という気持ちになっています。
ということなんで楽しいかまとめると以下のようでしょうか。
1.観光案内という目的のために、地理と歴史がセットになっていること
2.過去の楽しい記憶を呼び起こしてくれるということ
3.これからの経験に応用できそうだということ
ということで勉強という感覚ではなく完全に楽しい趣味です。もしかしたら熱が冷めてしまうかもしれませんが、とりあえず今ははまってしまっています。通訳案内士の試験は年に一度あるようですが、試験まで受けるかどうかは特に決めていません。このまま学習が楽しくて参考書の内容を自然と覚えられたら受けてみようと思っています。
このように外から強制されない内的動機からくる学習は楽しいものだと再認識しました。ベンシャハーも「人間はそもそも学ぶことを喜ぶようにできています」(Happier p51)と言う学習欲についてのべていますね。学ぶことは幸福度を高めてくれるということです。
強要される学習は面白くありません。でも強要されない自発的な学習はとても楽しいものです。皆さんもどんな小さなことでもいいので、楽しい!と思えることを見つけて学んでみてはどうでしょうか。