某番組で「ぼーっと生きてんじゃねえよ」という言葉が有名になりましたが、今回はその逆で「ぼーっとしましょう!」という内容です。
普段多くの人は「ぼーっとする」時間ってあまりないんじゃないでしょうか。かくいう自分も振り返ると特に今年はそのような状態だったと思います。
そもそも、「ぼーっとする」時間がないということさえ気づいていませんでした。
でも先日そのことを気が付く時間がありました。
それは、ソロキャンプ。手持ち無沙汰の時間が少しあって、ぼーっとしていたら、「今、なんか自分ぼーっとしている!これって久々の感覚かも」と急にぼーっとしている自己認識が生まれました。そして続きけてぼーっとしていたら、なんかいろんなアイデアが沸たんです。仕事とか、私生活のこととか。
そして、「あ~そういえば、ぼーっとする時間の大切さ、どこかで学んだ事あるよな~。確かに大切だな~」と実感したのです。
さてどこかで学んた事があるということですが、家に帰って調べてみたら、その一つは樺沢紫苑氏の「アウトプット大全」でした。以前書評でも書いた(過去の書評はこちら)本で、またに読み返しています。
「アウトプット大全」曰く、ぼーっとしている時間は、逆に脳が通常活動時よりも活性化していて、いろんなイメージや記憶を想起させながら「脳内で自分のこれからをよりよいものにしていくための準備を整えている」とのことです。(P 142) まさにこれを体験したんだなぁと思いました。
でも、ぼーっとしている経験がしばらくなかったのは、なぜなんだろうとふと考えてみました。それはやはり常に忙しい日常に身を置いているからでしょう。日常の中では、手に取れるものが近くにあったりと、何もすることがない、暇になる、ということがまずありません。
そのような日常の環境がある人には、ソロキャンプってぼーっとする時間に最適なのではないでしょうか。
そんな思いがけない効果に気付かされたソロキャンプ。実は今年初チャレンジということで、まずは近場の「オートキャンプつくばね」という家から40分ぐらいのサイトに行ってきました。これぐらい近いと何かあってもすぐに帰れるので安心です。平日だったので、フリーサイトも空いていてゆったりと自然の中で過ごすことができました。
ソロキャンプ、いろんな楽しい事がありますが「ぼーっとする時間」は想定外の効果でした。なんだかんだで最近はやりのソロキャンプ。皆さんもチャレンジしてみてくださいね。そしてたまには「ぼーっとする時間」を大切にしたいものです。