週末に数年ぶりにロケットストーブを復活させて、外でご飯を炊いてみました。ご飯もほくほくに炊きあがり感動の出来栄え。改めてロケットストーブすごい!と思ったので、今回はその解説を少ししちゃいます。
ロケットストーブは通常の薪ストーブのように薪を燃やす燃焼室がない構造のストーブで、比較的用意に自作ができます。燃料にペレットを使うこともあるので、ペレットストーブとも呼ばれています。ロケットストーブの記事はWebにたくさんあるので、興味のある方は調べてみてくださいね。
僕がロケットストーブを知ったきっかけは、里山資本主義の藻谷浩介さんの書籍だったと思います。里山資本主義というコンセプトには激しく同調したので、自分にもできることをやろうと思い、ロケットストーブを自作してみたのです。
作成したのは4年ぐらい前。ネットの記事を見ながら作成しました。ちなみにストーブの本体はペール缶なのです。ペール缶はガソリンスタンドでもらえる、みたいなことが記事にも書いてあって、ほんとかな?と思いながら近くのガソリンスタンドで聞いてみたら
本当にもらえたことを覚えています。
ということで、ロケットストーブの本体がこちら。
ペール缶の中には、熱効率を高めるために「パーライト」などを入れます。以前使っていた「パーライト」が残っていたのでこのように中に投入して、とりあえずこれでロケットストーブは復活。
ロケットストーブの燃料ですが、小枝とか薪とかなんでもいいと言われています。おすすめはペレット。ペレットは乾燥した細かい木材を圧縮したもので木材を圧縮した木質燃料です。クリーンエネルギーかつ再生可能資源ということで環境にも社会にもやさしい燃料です。
ペレットも以前に大量に買ったペレットが残っていたので、今回もこれを燃料で使います。お米を炊くだけの分量は、どれいくらいだったかな?忘れてしまいました…これくらいだったかな。
あと着火と火力を安定させるために、薪ストーブ用の薪を少し拝借。
そして着火!久々なのでちょっとてこずります。着火と火力を安定させるために、薪ストーブ用の薪を少し拝借。
ペレットに火が付き始めると、火が中央の煙突に吸い込まれていきます。これは見ていてなんだか楽しいです。そして煙突の上から赤い火が見えたら、もう十分な火力があるということ。ここで炊飯器をストーブの上に載せます。
そして待つこと5分。もう水が沸騰して炊飯器から、勢いよく水蒸気が出始めます。「赤子泣いてもふた取るな」の状態ですかね。ここからは、たまにストーブに風を送り、火力を保ちながら15分ぐらいそのままで。15分ぐらいすると水蒸気がほとんどでなくなりました。
どうかな~、まだちょっと早いかな~と思いながら蓋を開けるとと、もくもくして見えん。でもきちんとたけているようです。
そろそろいいかな~、まだ開けるのちょっと早いかな~と思いながらも蓋を開けるとと、水蒸気がもくもくで何も見えん。でもきちんと炊けたようです。火からおろして、少し冷まします。アウトドアっぽく、カレー缶と一緒に食べてみようっと。ということで、こんな感じに。
ほくほくに炊きあがりました。しかも炊飯器のまわりも焦げておらず、久々なのに完璧な炊きあがり。予想以上に上手く炊けて感動しました。しかも手間暇かけて炊いたご飯って、普通に自動炊飯器で炊くよりも美味しく感じますよね。ということで美味しくいただきました。
さてさて、こんな感じでロケットストーブは楽しいんですが、持っておくといろいろいいことがあります。やはり一番の利点としては、
災害時などに外で簡単に調理ができる
という防災の効果ではないでしょうか。しかも本体は自作でわりと簡単にできますし、環境にやさしいペレットを燃料として使うことができるということで、いいことずくめ。
最近お庭キャンプが流行りのようですが、まさにそんな雰囲気で、お庭でキャンプ気分が味わえちゃいます。楽しいので以前は毎週日曜日はこれでご飯を炊いていた時期もそういえばありました。
なので楽しくできる防災ということで、気合を入れてロケットストーブの紹介をしてみました。気になる方は是非試してみてくださいね~。