3月というと、関東ではなんとなく春の訪れを感じる季節ですが、北海道の3月は関東の真冬レベル(もっと寒いか)で、まだまだ雪もたくさんあります。そして北海道の冬といえばスキー。
ちなみに私のスキーのレベルは初心者レベルです(いや初心者レベルさえいっていないかも)。最後に滑ったのは2年前ぐらいでしょうか。いつしかスキーを上手に滑りたいと思いながら、数年ごとにしかやらないので、上達しないまま年月ばかり重ねてしまっています。スキーの練習もしたかったのですが、やってみたかったことがあります。それはクロスカントリー。ということで初クロスカントリーやってみました。
やってきたのは札幌市の南区にある滝野すずらん公園。広大な敷地にクロスカントリーのコースがいくつか設置されている市立の公園です。以前に春の時期に来た時には、きれいなチューリップが一面に咲いていたのを覚えています。
さて早速クロスカントリーの道具をレンタルして、いざ開始。(ちなみにクロスカントリーやリフト代がいらないので、お財布にも優しいですね)勝手に想像していたとおり、クロスカントリーはスキーよりも簡単!という訳ではなくて、やはり初心者には難しい。。。最初はコツが分からなくてたどたどしく滑っていました。でもしばらく奮闘していたら、慣れてきて楽しくなってきました。そして慣れてきてからは夢中になって滑り続けていました。
面白いのでずっと続けていたかったのですが、下手なので余計に体への負担は大きく数時間すると体力が消耗して終了。気付いたら汗だく。雪の上を滑るのは気持ちいいし、いい運動にもなりました。やってみたかったことができたという達成感や、没頭状態(フロー)からくる充実感も感じることができた幸せな時間でした。
ここからウェルビーイングの話しになりますが、タル・ベン・シャハーは幸せになる要因として、向学心をあげています。
「人間はそもそも、学ぶことを喜ぶようにできています。向学心は私たちが生まれながらにして持つ能力なのです」
今までできなかったことが少しづつできるようになることは、まさにこれに当てはまるります。下手ながらにクロスカントリーに没頭してこのことを実感しました。上手いとか、下手とか、他社との比較はあまり関係なく、純粋にできなかったことができることに内から湧き上がる喜びがあるのでしょう。
そう考えると、赤ちゃんが歩くときもこんな風かもしれないと思いました。歩くというのは人間として単純な動作ですが、それができるようになって、少しづつ上達するというのはとっても幸せなことかもしれません。
ただ歩くことでも人間は幸せになることができる。雪の上を下手に滑るだけでも幸せを感じることができる。そんなふうに考えると、幸せの機会はどこにでも転がっていそうです。
いろんな事にチャレンジして、向学心を満たし、たくさん喜びをえる機会を持ちたいものですね。