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この世の楽園パラオ。とってもウェルビーイングな国だった。

 新しい年が始まったかと思ったら、どんどん時間が過ぎていき、気がつけばあっという間に1月末。なかなかアウトプットが追いつきませんが、今月もいろいろと新しい経験がありハッピーに過ごしております。

 

 今月のハイライトは「パラオ」への出張。大前研一氏のニュースを長年聞いてきた私ですが、大前氏がパラオの海が一番きれいといつも言っていたのが頭にこびりついているので、気になってしょうがない国でした。今回ありがたいことに出張という形で、そのパラオを訪れることができました。仕事の内容は、現地の健康習慣の改善。その取組の視察と今後の協議でした。

その内容は機会があれば書くとして、今回はパラオとウェルビーイングについて書いてみたいと思います。

 

 パラオで有名なのが観光や環境に力を入れている国。環境税というのがあって、入国する際に100ドル、航空券に上乗せされて徴収されます。ちなみに今回はグアムでの仕事もあったので、グアム経由でパラオに入国。小さな空港と入国審査の事務所でした。そこでパスポートを渡して、いつもの入国の際の小さなスタンプ押されるなと思いきや。

 

 ででーんと、なんかパスポートの1ページ全体にスタンプ押されました。

 

 そして枠にサインしてください、とのこと。これを見ると「パラオ誓約」と書いてありました。当然サインをして入国をしました。

 

 ホテルに着いて、この「パラオ誓約」に改めて目を通すと、ウェルビーイングと親和性が高く、とってもよいことが書いてありました。

 

 

「足運びは慎重に、行動には思いやりを、探査には配慮を忘れません。与えられたもの以外は取りません」

 

 このような文面なんです。これはまさにウェルビーイング心理教育の親切にすると人は幸せになる、という法則を取り入れているということではありませんか。このウェルビーイングの要素が、パスポートのスタンプに含まれているのはとても素敵だなと思いました。

 

(ちなみに仕事で訪れたのはこちら。末日聖徒イエスキリスト教会のパラオの教会。ここでコミュニテイー向けに無料の健康講座を行っていました)

 

 ということで、入国時にも感銘を受けたパラオ。3日過ごしたのですが、まさに「行動には思いやりを」という誓約が国民にも根付いているな、と思うことが実はたくさんありました。

 

 当然観光が一番の産業なので、いわゆる「おもてなし」の心は観光業に人たちには浸透していると思います。でもこの親切を一番感じたのは車を運転している時。左折する時などに、左折レーンに入ってウィンカーだすと、すぐに対向車が、ライトを点滅して、お先にどうぞサインを送ってくるのです。

 

 おお、日本以外でこれを見たことがない!しかも一回でなく、このようなことがたくさんありました。

 

 もちろん小さい島で、ゆったりしていて、ということもあるのでしょうが、「行動には思いやりを」が根付いている国なんだと感じました。ということで、この親切な法則を国民レベルで行っているパラオの人達のウェルビーイング度は高いように思います。

 

 これが地理的に似た国でも、場所が違うと全然違う国があります。例えば、グラムの東側に位置するミクロネシアのチューク島(トラック諸島)にも行ったことがありますが、全然違いました。パラオはゴミも少なく人も親切ですが、チュークはおお通りのゴミも多し、人もぶっきらぼうだし、という感じでした。簡単には比べてはいけないですが、同じような地理的条件の国でも全く違うのです。

(美しい自然溢れるパラオ。環境にも、人にも親切に。それが幸せの鍵)

 

 ということで、親切とウェルビーイングの国、パラオ。人々も素晴らしかったですし、もちろん自然も以前から聞いていたとおりの美しさ。こちらのウェルビーイングと幸福度がもさらにアップしたのを感じました。

 

ということで、とってもハッピーな国、パラオの報告でした!機会があればまた行きたい!