茨城県議会選挙が始まりました。候補者を選び、投票に行くことは有権者としての
重要な責任です。今回は茨城県議会選挙に合わせて私がどのように候補者を選ぶかについて書いてみたいと思います。ちなみに特定の政党とつながりはないので、無党派という全く自由な立場での意見になります。
今回の選挙は茨城県議会選挙とのことで、茨城県議会を運営する議員を選ぶことになります。まずは自分はこのような人を選びたいという何かしらの基準があると選びやすいです。当然この基準自体はそれぞれの違った基準でいいです。私もまずはどんな基準で候補者を選ぼうと考えました。近年の経験などから以下の3つを自分なりの基準として選びました。
その1:選挙区や地盤だけでなく、県民の代表としての意識があるか
茨城県県議会選挙は32の選挙区があります。つくば市民はつくば選挙区の候補者に投票するですが、つくば市だけではなく、茨城県民全体のことを考えれるかどうかが大切な基準と考えます。周辺自治体に間接的に犠牲を強いて、つくばさえ良くなればよいという政策には反対の立場です。
その2:日本全体を覆う人口減少社会にきちんと向かい合っているか
未来の年表での書評(書評はこちら)でも書いていますが、日本全体は人口減少社会という前例のない状態に置かれています。このマクロ現象を理解していて、何かしらの政策があるかどうか。単純なつくばへの人口誘導の政策はなどはもってのほか。単純な人口誘致は周辺の自治体から人口を単に奪うことになり、県全体としては、持続可能な政策ではないでしょう。減少する部分のことをしっかりと議論できる候補者でないといけません。
その3:ティール組織、ウェルビーイング心理教育などのパラダイムを理解し、県民の幸せを第一に考えているか
経済成長、また単純なハードへの投資は市民の幸福度の向上に直結はしません。幸福度の向上の多くは、ソフトなアプローチです。これからの世の中が向かうべきは最近読んだティール組織(書評はこちら)の流れだと私は考えます。ティール組織、幸福学、ウェルビーイング心理教育などといった新しいパラダイムとの親和性も重要な基準です。
ということで私なりの基準とまとめてみました。それでは次は、候補者の考えやマニフェストがこれらの基準に照らしあたせてどれだけ合っているかを知る必要があります。では、候補者の情報を得る媒体を確認すると以下の3つにまとめることができます。
- 選挙公報
- ホームページや配布物
- 選挙活動(演説など)
ということで、各候補の選挙公報とホームページをみて、基準の一つの人口減少社会への対応についての立場を確認し、以下の表にまとめてみました。
候補者 | 選挙公報 | ホームページ |
A | 言及なし | 言及なし |
B | 言及なし | 言及なし |
C | 言及なし | ホームページなし |
D | 言及なし | ホームページなし |
E | 言及なし | ホームページなし |
F |
低廉な地域内交通 住宅地の集約化 |
左に同じ |
G | 言及なし | SDGs推進都市 |
H | 言及なし | ホームページなし |
I | 持続可能な社会システム |
経済優先より環境と福祉を基本 心の豊かさ |
未だにホームページのない候補者もいるんですね。さてこの作業を行うまでは、どの候補に投票するか決めていませんでしたが、このプロセスにより自分が投票したい候補者が明確になりました。あえて書きませんが、基準と照らし合わせるとなんとなく分かりますよね。
残りの選挙期間は、今回のプロセスによってある程度決めた候補者の選挙活動をフォローしつつ、本当にこの候補者に投票したいかどうかを確認していきます。
ということで、茨城県県議会選挙を例にとって候補者の選び方について書いてみました。茨城県県議会やこん後の選挙で候補者を選ぶ際の少しでも参考になればうれしいです。