年末調整の季節になりましたね。毎年よう分からん、と正直思いながら毎年年末調整を提出していました。毎年同じような内容になりがちですが、今年は我が家の年末調整は例年と違う部分がありました。それは娘が今月で16歳になり扶養親族となり、それによって38万円の扶養控除を受けれるようになりました。
扶養親族?38万円の扶養控除?なんのこっちゃ?という感じてはないでしょうか。私も今まではそんな感じでした。ちなみに今年は少しファイナンシャルプランナーの勉強をしたので、これらの意味がようやく少し分かるようになったのです。ということで少し解説しちゃいます。
まず、16歳から扶養親族になる、ということですが、これはどういう意味なんでしょう?16歳はもう大人だから、自分で食って生きていけよ。親と一緒に住んでいて、親が養ってくれているんなんて、なんとありがたい。親の方々ありがとう!的な措置なのでしょうか。実際うちの娘も今年高校生になりアルバイトを始めました。法律的にも働けるようになり、人によっては経済的な自立も可能、ということでしょうね。働ける年齢になった→親が養っている→親の税金の負担を軽くする、という流れは辻褄が合うように思います。これは解説というか、勝手に個人的にこの考え方で納得しています。
さてでは、次に38万円の扶養控除の意味です。え、所得税が38万円安くなるの?残念ながらそうではありません。控除、なんて分かりにくい言葉ですが、差し引くこと、という意味。なんちゃら控除という分類が実は14もあって、これらの控除により所得税の負担が少し軽くなる仕組みです。それでここから先はしちめんどくさい計算式があって、それに当てはめて計算すると、最終的な所得税額が算出されるというわけです。
それなら38万円の扶養控除が、最終的に所得税にどれくらい影響があるかというと、我が家の場合は計算すると7万6千円の減額となりました。お~、結構な金額。計算する前はもっとこじんまりとした差額かと思っていました。娘よ、元気に16歳まで育ってくれてありがとう!って感じです。
なにかと記入の面倒くさい年末調整の書類。控除とかいろいろ記入して提出しても、どれくらいの影響があるか分からないですよね。ウェブとかで提出できるようになって、入力しながら、リアルタイムで所得税の増減が見える仕組みになれば理想的ですよね。実際エクセルを組んでしまえば、すぐに結果は見えるんでが、そんなエクセルを組むことが面倒なわけです。
ということで年末調整のお話しでした。お子さんが16歳になる方は参考にしてみてくださいね~。