セカンドハーベストが主催する「フードバンクXSDGs」のシンポジウムに参加してきました。セカンドハーベストとは昨年からつながりがあり、ヘリピングハンズとしても松戸でのフードパントリーの事業を一緒にさせていただいています。(松戸のフードパントリーの記事はこちら)
今回のシンポジウムはSDGsのひとつであるパートナーシップがキーワードででした。最近よく聞くSDGsですが、今回のシンポジウムに参加して考え方がずいぶん変わりました。2015年に国連のよって採択されたSDGsですが、その後国連の啓発活動により様々な分野で浸透して、よく言葉も聞くようになってきました。以前はSDGsは流行りの標語だけで終わってしまうのではないかとの思いもあり、そこまで前向きな考えはありませんでした。
ですが今回のシンポジウムに参加して、SDGsが社会の共通言語として効果的に機能し始めていることを実際に見て感じることができ、SDGsに対しても考えが多く変わりました。
フードバンクという事業はまさに、様々な人々のパートナーシップが必要です。様々な団体や人々が協働する際の難しさの一つは、それぞれの土俵や、共通の考え、言語が違うこと。SDGsの中にこのパートナーシップが入っており、SDGsがいわば違う立場の団体や人々の共通言語の役割を果たしてくれており、よってパートナーシップや協働を後押ししてくれているのです。
シンポジウムでは、様々な団体がいろんなつながりをしながら、食の安全というフードバンクの事業を推し進めているたくさんの事例の発表がありました。この食の安全、貧困の支援という社会的に重要な事業が日本においてももっと発展していくことを感じました。
個人的には、共通言語となって様々な分野で協働が加速しているSDGsのパワーを感じることができたのが大きな収穫でした。今後自分自身のつくばでの取り組みも、SDGsを意識して行っていこうとも思いました。