10月18日は岡山にて「災害ネットワーク岡山」の設立集会に参加してきました。今までも岡山では7月以降毎週災害情報共有会議が開かれていました。名称や組織形態が変わり、少しリニューアルした感じですかね。目的としては「平時・発災時を問わず・・・協働の取り組みを行い・・・誰一人取り残さない支援の実現を目指す」ということ。重要なポイントは平時から取り組む、という点だと思います。今まで岡山の災害支援に携わってきた団体を含めて140ぐらいの団体がこのネットワークに入ることになりました。
この設立集会の後は、各団体からの中間発表会とのことで、約20団体から今までの取り組みの短い説明がありました。それらの説明を聞いて気づいたことは、岡山の地元の多くの団体が活動しているということ。またそれらの多くの団体は7月豪雨発災後に立ち上がった団体だということ。災害が起こり、なにかしようと思って活動を初めた団体が多くあったということですね。このように地元の市民がすぐに様々な起こされたというのは素晴らしいことだと思いました。
また発表会の中で、マクロの視点で、国と市町村の役割について提案されている方もいました。大きな課題としては災害対応における市町村への責任が重すぎるとのこと。これは確かにそう思います。警報を出す出さないに始まり、様々な災害対応の責任が市町村にあり、市町村の限られた人員では対応できないことはよくあることです。国、県、市町村の役割については深い議論が必要です。
さて何度も書いていますが、災害時にはこのような団体間の連携を促す場はとても大切で、今年大規模な災害のあった県ではすべてこの情報共有会議が効果的に開催されていました。日本は確実に過去の経験を活かし、災害対応を進化させてきています。そのことが再確認できた会議でした。