親切な行いをすると幸せ感が増す、というコンセプトはわざわざウェルビーイング心理教育で学ぶ必要がないくらい、多くの方が自然と身に着けている理ではないかと思います。わざわざ証明する必要がないかもしれませんが、ウェルビーイング心理教育やポジティブ心理学では、このコンセプトを検証した実験が山ほどあります。
ということで、日々の生活で親切な行いを心がける、ということはもちろんとてもよいことですが、これが意外に難しいように思います。私は毎日通勤に長い時間をかけているので、通勤途中で困っていそうな人をみかけることはありますが、気持ちが通勤モードになっていると、すっとお手伝いすることが難しかったりするのです。
何かしら自然に通勤途中にできないかなと思っていた時に、東京都が行っている「外国人おもてなし語学ボランティア」という制度が目に留まりました。駅の構内で困っていそうな外国人はよく見かけるので、自分にあっているボランティアだと思いました。
この「外国人おもてなし語学ボランティア」は、東京都が行っている講座を受けると、ボランティアに認定される仕組みです。ということで講座に申し込んでみました。そして、なんと抽選漏れ。どうやらたくさんボランティアをしたいという人がいるのに、講座の定員数が決まっていて、希望していてもボランティアになれない方がたくさんいるようなのです。行政のほうで数の制限をかけてしまっているのは残念なことですね。
ということで、東京都の講座はいずれ受けるとして、勝手に行ってみることにしました。形から入る性分があるので、とりあえずバッジを作ってみました。なんとカメラのキタムラで400円ぐらいで、15分程度でオリジナルバッジが作れちゃうんですよ。ということで作ったバッジがこれ。
ということでこのようにカバンに装着してと、早速今度から通勤中に困っていそうな外国人を見かけたら声をかけてみるようにしたいと思います。
外国人ではないですが、先日駅の構内を歩いていたら、視覚障害者の方が少し危なかったそうに前を歩いているのが目に留まりました。横に行って、お手伝いしましょうか、といったら、お願いします、とのことだったので駅のホームまで、手を引いて一緒に歩きました。別れた後に、お手伝いできてよかったな、という爽やかな気持ちが広がりました。親切な行いは、する側のほうがたくさん与えらえるということを再度実感した瞬間でした。
ということで、とりあえず勝手に語学ボランティアやってみようと思います。東京オリンピックもありますので、このような動きがどんどん広がっていくといいですね。