高校入試も佳境になってまいりました。以前も高校入試について少し書きましたが(以前のブログはこちらから)、もう少し書き足そうと思います。
最近感じるのは、高校入試の仕組みは、日本が抱える3つの根本課題(3つの課題はこちらから)の縮図であること。どのように当てはまるか、少し説明してみます。
- 考えない。自分で考えた結果は今の制度は、高度成長期にデザインされた制度であること。今の制度の弊害に一部の人は声を上げていますが、大部分は思考停止の状態です。
- 変わらない。時代に沿っていないのは、明確なのにそれを変えることはできない。一部の私立が変わってきていますが、公立高校の仕組みは変わる気配はありません。
- 外見ない。バカロレア教育のような世界のトレンドに敏感なのはやはりごく一部。
最近うちの子供の周りの子で聞く話としては、心配なので志望校のランクを下げたという話し。これはこの制度の最大の弊害ではないでしょうか。15歳という可能性溢れる時期に、リスクがあるために可能性を下げることを強いる現実。チャレンジすることよりも、リスクマネジメントを優先しなけばならない社会。多くの子供たちは受験というプロセスを通して、チャレンジ精神よりも、リスクマネジメントを学んでしまっているような気がします。
ということで、そのような現実が身近に感じられる最近です。ちなみに我が家の状況はというと、我が家の教育方針にあい、そしてとてもワクワクする学校が見つかり、そちらへの進学を準備中。こちらは後日お話しますね。