千鳥ヶ淵の夜桜を見に行ったついでに靖国にも寄りました。みたま祭りの時の出店は中止になったことは覚えておりましたが、流石に桜のシーズンには出店が出ているだろうと期待して行ったら出ていなくてがっかり。しょぼーんとして歩いていたら境内に入場制限がかかっていました。
何事かなと思って行ってみたら、夜桜能の上演があり、チケット購入者のみ入場できるとのこと。少し迷いましたが、めったにない機会だから見てみようと思い自由席のチケットを購入しました。
何の予備知識もなく始まった能。解説をするイヤホンを貸し出しているくらいですから、ほとんど内容は分かりませんでした。ヒントは演目のタイトルと役者の演技とたまに理解できる日本語。内容よりも夜桜の下で日本の伝統文化に触れるのはいいな~とその雰囲気を楽しみました。
実は能をきちんと鑑賞するのは恥ずかしながら初めてでした。実に奥の深いエインターテインメントですね。私が今韓国語のミュージカルの歌詞を勉強していて、勉強するにつれてそのおもしろさが増していくように、能もあらすじを読んだり、演技やセリフについて学ぶとその分だけ楽しめるような気がしました。
江戸時代の人たちもこのように桜の下で能の鑑賞を楽しんだのでしょうか。ちょっと過去にタイムスリップしたような時間でした。このように伝統文化を引き継いでいくことはとても大切なことだと実感しました。