以前のブログにアップしたように「第2次つくば市観光基本計画」へのパブリックコメントを準備し提出しました。いざ提案書をまとめてみるとなると、なかなか文章にまとめるのが難く、結局提出は期限最終日の3月6日になってしまいました。今回のコメントがどのようにつくば市や市民の役にたつのかは分かりませんが、誰かしらのためになればと思っています。
さて観光基本計画の目標値の問題点については先日のブログで指摘しました。目標値は本来は900万人を目指すべきだとも述べましたね。提出した提案書ではその先の話し、どのようにしてその目標を達成するか、についても基本的な方向性をまとめてみました。そのために用いたフレームワークが以下です。
このマトリックスにつくばを当てはめると、つくばは第IV現象に位置します。大事なのはつくばは相対的に観光資源に乏しいことをきちんと認識すること。一方で訪問コストが低いという特徴も認識する必要があります。
このマトリックスから導かれるロジカルな方向性は、ニッチな分野でもいいので、何かしら一つだけでも外国人旅行者のニーズを満たす「観光コンテンツ」を持つこと。現在のつくば市の観光資源を考えると、その条件を満たす観光コンテンツは「筑波山」と「宇宙科学都市」になると思っています。
さてこの方向性は観光基本計画と実はあまり代わらないのですが、明らかに違うのは、目標の設定の仕方と観光コンテンツをあくまでも外国人旅行者に向けに整備するという点になります。提案書(ワード7ページ)の全文はこちらにのせたので興味のある方はみてみてくださいね。
今まで提出しようと思ってなかなか提出できていなかったパブリックコメント。実は今回初めての提出になります。提出することにより、つくば市の政策を自分なりによい考える機会になりました。
もし私の提案した内容が価値のある内容だったとしても、提出したことだけでは何も変わらないでしょう。しかしながら提出することで、自分は主体的な市民としての責任を果たしているんだ、という達成感をえることができました。
パブリックコメントでは、多様な意見がよせられることが大切です。それは市役所の価値感は単一的になりがちだからです。
パブリックコメントの救いなのは提出された内容を職員の方はきちんと読んでくださっていること。でも提出しても、何もかわらないかもしれません。でももしかしたら何かが変わるかもしれません。もし変わらなくても、市民のことを考えて提出するわけですから、実は幸せフレームワークの利他的行為の法則によって、提出者は社会に対して意義のあることをしたという気持ちを持つことができます。
これからもパブリックコメントは定期的に開催されますので、是非みなさんも積極的にパブリックコメントに参加してみてはいかがでしょうか。数名のコメントでは何も変わらないかもしれませんが、多くの市民がたくさんの価値のあるコメントを寄せればどんどん変わっていくと思います。