あっという間にお正月休みも終わりますね。我が家では年末年始に私が家計簿をまとめて子供も含めて家族に報告することが慣わしになっています。今年は通常の作業の他に、税金についても少しまとめてみました。
2016年はいろいろと準備不足な中で選挙にチャレンジしてみたわけですが、税金や市の予算については正直かなり勉強不足でした。そのこともあるので今後は機会を見つけて税金などの理解度を深めていきたいと思っています。
まず皆さん、自分の可処分所得を把握していますか?可処分所得とは、家計収入から支払いを義務付けられている税金や社会保険料を差し引いた金額です。私は実は今まであまり把握していませんでした。とりあえず手取りが銀行口座に振り込まれるを確認していたぐらいです。多くのサラリーマンも忙しいのできちんと計算はしていないのではないでしょうか。
今回可処分所得、つまりはどれくらい税金を支払っているかをまとめるために、まずは以下のようにカテゴリーに分けてみました。
A:掛け捨てで支払うもの。サービスを利用した時に受益できるもの。(健康保険料、雇用保険料)
B:積み立てるもの。(厚生年金)
C:国に支払う税金(所得税・消費税の一部))
D:地方自治体に支払う税金(住民税・自動車税・固定資産税・消費税の一部)
なかなか把握するのは大変な作業でしたが、円グラフに割合をまとめるとこのようになりました。私の場合は給料の33%を税金として支払っていることになり、可処分所得は67%です。収入の3分の1も税金でもっていかれていたなんて。。。少し驚きでした。
さて勉強がてら今回はこの生々しい数字をベースに少し国の予算と関連付けてみたいと思います。平成29年度予算の国の歳入の合計は97兆円です(その内34兆円は公債、借金です。。。)その中で所得税という項目(全体の19%)があり金額は約18兆円です。私が払っている所得税はこの巨額の18兆円の一部というわけですね。
ここまで調べてこの18兆円を国民一人ひとりが平均していくら払っているか気になりました。あるサイトによると人口の48%(約6100万人)が所得税を納めているとのことなので、一人当たりの平均の額は約30万円ということになります。所得税を納めている人にはパートの人や年金受給者も含まれているのようなので、私のようなフルタイムのサラリーマンは、この平均よりも実際多く払っています。
また消費税をみてみると、金額は17兆円です。消費税はほぼ全ての国民が払っているので、一人当たりの平均の額は14万円と試算してみました。消費税も私が支払っている金額は平均よりも多く支払っていました。
国家予算なんで巨額すぎでまったく見当がつかない額ですが、このようにざっくり平均値を試算してみたり、自分に当てはめて考えると国の予算がぐっと身近に感じられました。
さてさらに調べたかったのは、つくば市にどれくらいの住民税を納めているかということ。収入の7.4%を住民税として、1.4%を固定資産税として、そして0.8%を消費税として地方自治体に払っていることは把握できました。そしてこれらの金額は茨城県とつくば市への納税へと分解されるはずですよね。
いったい茨城県とつくば市にそれぞれいくら払っているのでしょうか。
国も自治体も単純に考えると、ないお金は使えません。私達の実際の生活や収入と比べて、規模感や常識度を把握することが大切だと調べながら感じました。
まずはつくば市に支払っている税金の額を調べて、この分析がひと段落したら、どのように税金が市によって使われているかの分析に踏み込んでいきたいと思います。
追記1:2017年の家計簿も同じような分析をしてみました。記事はこちらから。